フランスも苦戦中…
★トリコロール旗のなびく国境
フランスへの入口(国境)
スイスからご近所さん(30km以内)なので国境を越えれる特権を活かして、フランスへ入った。
目的はフランスの朝市!
国境の先のフランスの山には雪!
ジュネーブから、フランスに入ると2度くらい温度が下がる。
この日も朝は、2度くらいで冷え込んでいる。
しかもフランス国旗が綺麗になびく、強風だ。
フランス人御用達のマルシェ
土曜日の朝市の裏側では、春の花も咲いている。
でも、フランスのコロナ規制は厳しく、本当の春はなかなか訪れない。
この日は強風で、いつもと違い、店舗もテントは危険なので開けず、営業をしていた。
コロナの強風に押されて、コロナ規制を緩めることはできず、気のはったフランスの現状のようだ。
まるで青空市
冷え込んだ空気が、吹き抜けるフランス週末のマルシェ。
★コロナ:フランス事情を第三者の視点から
●ワクチン混乱のフランス
フランスではつい最近、
「アストラゼネカ製のワクチンは、危険だから一時中止」
と隣国のドイツなどと同様に、突然発表をしていた。
「既に一発目アストラゼネカ製のワクチン接種者は、いったいどうしたらいいのか?」
いくら政治家が
「パニックにならないように!」
と言っても、困惑するのは当然で、ニュースでも討論が繰り広げられていた。
その数日後に、大論争の末ドイツなど隣国と同時に
「やはり大丈夫だから、接種可能!」
ということになり、継続してアストラゼネカ製のワクチンも接種可能となった。
前言撤回ワクチン騒ぎの末、何とジョン・カスケード首相(フランスにはマクロン大統領の他に、首相もいる)が、体をはってアストラゼネカ製のワクチン接種し、その姿をメディアに公開して、国民に安全性を強調した。
フランスの政治家は、本当に気合が入り、政治活動をしている。
コロナ事情などもきちんと理解したうえで、会見などにも望んでいて関心する。
原稿棒読みで、料亭ばかり通うどこかの国とは違い、立派に見受けられる。
もちろん、フランスをはじめヨーロッパ諸国大半のレストランは、数か月閉鎖したままなので、政治家の会食なんてコロナ時期に存在しない。
若干、ワクチン混乱に陥っていたヨーロッパ諸国。
それでも、ドイツを筆頭にヨーロッパ諸国では、議論EU内での調整をしながら、政治活動が行われている。
●フランス都市部の閉鎖措置
ともかく、今はどこの国でも、ワクチン接種を一日でも早く国民に済ませ、何とかしてコロナ件数を押さえたいところだろう。
それでも、英国型や南アフリカ型、さらにブラジル型など、伝染力が強すぎて追いつかず、コロナ件数は減らず、やむを得ずピンポイントで、パリなど都市部を閉める状態になったフランス。
今朝、私の話したパリジャンの知人は、
「すっかり疲れ切った」
とげっそりした様子で、同情する。
全国的にロックダウンを避けるために、ピンポイントでコロナ新規件数などを吟味して街を閉める政策をとるフランス政府。
パリでは今、10km以内しか移動ができない。
外出許可の理由証明書を持ってのみ許される、外出制限。
さらにまだ数週間続く、忍耐の日々…
ワクチン接種にも、力を入れているフランス。
是非、頑張っているのだから、コロナ件数が減ることを祈るのみだ。
元気に風になびくトリコロール旗のように、フランスに活気が戻ることを願う。