怖いスキー場のエンジェル
★今年は雪が多いヨーロッパ
スイスの標高1000以上の村の雪
夏が猛暑だった後の今年の冬は、ヨーロッパも雪が多い。
フランスでは大雪が降って、高速道路の除雪作業が間に合わずに大変なことになった。
雪に慣れているはずのスイスでも、一般道で大雪によりトラックが立ち往生するケースが多々発生。
★ヨーロッパのスキー事情
2021年はスキーヤーにとっては嬉しい雪事情だが、ドイツをはじめフランス、イタリアはコロナでスキー場の営業を禁止している。
難しいのは大陸続き、アルプスの山を少し進むと国境を超える、ヨーロッパ。
★オーストリア事情
有名スキーリゾートを多く持つオーストリアは、独自のコロナ規制ルールに基づいて、スキー場を開けた。
オーストラリアにおいては、スキーを楽しみにしていた人々も多い。
オーストリアのスキーリゾートIschglで、昨シーズンにコロナのクラスターが出た。
ここはドイツ人も多く訪れる、パーティピープルも楽しめる人気スキーリゾートだ。
なかなか予約が取れず、一度だけ行ったが、やっぱりバー、レストラン、お店等がたくさんあり、スキーをしないでも楽しめる上に、標高も高いので雪質もいいスキーエリアだった。
ドイツ政府がにらみをきかす中、スキー観光は大きなビジネスのオーストリアは、なんとか学校は閉じてでも、今シーズンもスキー場は開けることに踏みきった。
そして、ダウンヒルなどスキーの大会も通常通り行っている。
★スイス事情
スイスは、EUではないことを理由に、独自の厳しいコロナ規制ルールを作り、スキー場により営業可能なところもある現状。
前回行った温泉スキー場のLeux-badの近辺でも、閉まっているスキー場も多くあったが、スイス人が9割以上のLeux-badはスキー場を開けていられた。
閉めなければいけないと残念に思っていたが、やはり秩序を守り、コロナを持ち込む暴走観光客、パーティピープルが訪れない、地味なスキー場だからこそ、営業出来て良かった。
コロナケースや違反が出て、閉めなけれないけないことにならないように、祈る。
Leux-badスキー場
★フランス事情
フランス政府は、クリスマスと年末年始で減らないコロナケースに、悩まされている。
今日政府がまた声明をだすという。
営業は全て禁止のフランススキー場
フランスでは、スキーをスイスでしないように独自のコロナ規制で、PCR72時間以内のネガティブ結果が要請されたり、隔離7日間など、苦肉の対策している。
スキー場の山上で国境があったり、他国と隣接するスキー場もあるフランス。
同じ山でも、スイス側は開いているのにフランスは開けれないのは、スキー場関係者としてはやるせない思いだろう。
★スキー場のエンジェル
個人的な感想で、スキー場はたしかにゴンドラとリフトで密接するが、マスク必須でゴンドラも窓をあけて間引きすれば、アウトドアスポーツなので、基本的にスキーやスノボはやってもいいと思う。
実際に、スイスの住人がほとんどで、ルールを守れるスキー場に行ったが、氷点下ピクニックランチをして、ほぼ屋外にいるから、コロナにはかからずに家族でスキーを楽しめた。
しかも、現在のスイスのスキー場大半は、滑る時もマスクが必須だ。
マスクエンジェルと呼ばれる怖いポリスのお兄さんが、マスクをしていないとやってくる。
もちろん違反者には、スイスはすぐに罰金だから、とても怖いエンジェルだ。
スキー客を見守るスノーマン
常に1.5mの距離とマスクが必要で、子供も含めて5人以上集まってはいけないスイスのコロナ規制。
一人一人の意識が大切で、それにより安全にスポーツも楽しんでいる。
厳しいエンジェルに見守られた、スイス人のモラル意識は基本的に高い。