帰国子女の天敵「読書感想文」
★今週のお題「読書感想文」
こんなにも、こどもの教育で苦戦したものはない代表が、日本の夏の締めくくり宿題の定番の「読書感想文」。
せっかくの楽しい思い出も…
本の虫だった私にとっては、日本語の読書感想文など夏休みにたくさん読んだ本のどれで書こうか選択に悩むほど、数時間で完了する簡単なものだった。
しかし、まず日本語の本は一切手を付けたがらないわが子にとっては、これほど苦痛はなかった。
★初めての読書感想文
英語ではブックレビューなど、すらすら書いていた娘。
しかし、日本に帰国していきなり出された読書感想文の宿題。
とりあえず、英語の本を和訳している且つ、感想が書きやすくイメージも沸く絵のついた本を選択する。
まず、英語で読みそして、日本語版を読む。
表現や細かい意味は、英語で説明してあげながら解説して、なんとかこなしていくチームプレーだ。
嫌なことに、枚数の指定もある原稿用紙。
それにはじめに、その書き方ルールから教えなければいけない。
引用は行を稼げるので、フル活用して起承転結をつけながら、自分の意見や感想を盛り込ませる。
最後は半分は、親の感想文になってしまった気もする。
暑い夏に、あれほど苦労した宿題。
その翌年、任意参加の宿題になってほっと胸をなでおろしたのは、小学生の男子が多かったとか。
今、スイスの学校に通う娘は、読書感想文のない夏を満喫している。