Bonjour!バタバタママ☆スイスのびのび生活

北米・欧州生活送ったばたばたママが、スイスの町でのんびり生活に

誰のせい?コロナワクチン途上国日本。そして3日間監禁される

★45歳以上がワクチンを打つヨーロッパで、ワクチン遅れの日本を思う

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先進国は、ワクチン接種がすすむ。

日本はといえば、先進国なのに遅れが本当にひどい。

実際、ワクチン懇願を発展途上国と同様に行っているこの国が、とても残念だ。

 

どうしてこんなことになってしまったのか、プロパガンダのかかった日本の報道だけでなく、日々ヨーロッパ・アメリカのニュースや生の声を聞いて、日本のワクチン遅れについて考えてみた。

 

来週から、45歳以上ワクチン接種が進むスイスに住む、私の個人的で勝手な結論

 

日本のワクチン遅れは、

日本政府、厚生労働省と外務省の古い形式にはまりすぎ、コンサバで、遅い対応が原因。

 

★現状の他国比較

イスラエルは、IT化が進み個人情報をきちんと管理でき、円滑にワクチン接種ができ、自由にマスクなし会食、映画・ライブなど普通に楽しめている。

世界で使用されはじめているグリーン・コロナパスポートで、ワクチン接種済みを確認の上での普通の生活だ。

 

非常に感染力の強い菌に悩まされたイギリスも、ワクチンに政府が民間企業・大学と協力して、開発から力を入れていた。おかげで、ワクチン接種が進み、今はようやくレストランテラス席やお店が再開して、安心して楽しめてきた。

これまで国外へ旅行は控えるように、促していた政府も徐々に解除方向だ。

 

犠牲者を多く出したアメリカも、ワクチン研究・接種とも政府・民間ともに精力的で、接種もほぼいきわたっている。今では、ワクチン接種者が100人規模のコンサートにマスクなしで行っている。

 

スイス・ジュネーブでは来週4/19月曜日とうとう45歳以上からワクチン接種が開始される。

 

フランスも、今は55歳以上健康な人がワクチンを接種している。

そして、現在は店と学校を閉め、10km以内の移動のみ認める厳しいロックダウンだ。その都度、厚生省と政府(マクロン大統領)などが丁寧に分かりやすく国民に説明している。質問にも、政治家も勉強して理解したうえで、記者や学生からも受け、面と向かって対応していて、とても明確な対応をとる。

 

★スイスのコロナ事情

私の住むスイスは、昨年の夏にコロナ新患者数0人の日が続いたりもした。

ヨーロッパで、一番安全な国と言われたりもした。

その時期も、日本はスイスもヨーロッパとひとまとめで、14日間の隔離対象国としていたのは、外務省・厚生労働省の雑な対応で、失礼極まりなかった。

 

ところが、秋ごろから第二波から英国型・南アフリカ型・ブラジル型の感染力が強い菌が入り、患者数が増えた。

その都度、政府はレストラン・店を閉めさせ、国外からはPCR検査でネガティブな場合のみ入国を許すなど、コロナ規制を厳格にした。

違反者には、罰金(一万から10万円くらい)が課せられ、警察が厳しく指導し、取り締まる。

 

同時に、政府は早めから民間製薬会社が、ワクチンを作る準備を進めていた。

例えば、モデルナ社やノバックスなどのワクチンを作るように要請し、政府が準備を促し、かなり力を入れていた。

バイオが進み、製薬会社の集まる技術の高いスイスでは、ワクチン作れる会社が、いくつもある。政府の指示で、ワクチンを作る準備が着々と進んできた。 

 

一方、各州と研究施設と、厚生省の定期的な会議で連携しで、政府は順次対応してきた。それらの会議は、政府ウェブサイトで、誰もが閲覧できる。ドイツ語・イタリア語・フランス語の3つの公用語があるスイスで、通訳や3つの言語で行うので、とても長く眠くなる。

それでも、オープンで政府の真剣に対応する姿を見ると、さすがと感心する。

 

★日本の首相がアメリカに懇願しても遅すぎる:日本のワクチン事情

ワクチンは、各国で今も奪い合いになっている。

 

人口の多い日本では、ワクチンを作る準備を大手製薬会社は着々と進めている。

承認さえ下りれば、有効なワクチン技術輸入で日本の工場でワクチンが作れるのに。

現状、厚生労働省の承認が、なかなかおりない=ワクチン国内製造に入れない。

 

ココでの問題は、3つある。

 

厚生労働省が、日本人の治験で有効という結果を出さないと、日本でそのワクチン承認がおりない(=打てない)問題。

もっと臨機応変に、急を要する緊急パンデミック下の特例対応で、即ワクチンの承認をすべきだ。

厚生労働省よ、型にハマった古い考えは捨て、他国を見習って欲しい。

 

外国からの入国者への隔離政策14日間を、緩和すべき

ワクチンの研究者、ワクチン技術者、などワクチンを日本で製作するために入国して即仕事にとりかかり、日本国民に早くワクチンをとどけるため働きたい人々には、隔離をなくすべきだ。

日本の高い技術の製薬会社はその工場で、ワクチン作りの準備が整い、後は世界の技術を輸入して、技術者に仕事を開始してもらいたいのに、まだ14日間の隔離という。

そこで、技術者・研究者が入れていない現状。

何故、コロナ特例を認めることができないか?

 

おおざっぱな隔離要求は、他国にとても失礼だ。

外務省は、もっと丁寧でグローバル水準の仕事をして欲しい。
世界各国では、データーに基づき高リスク国に隔離を要求して、隔離対象国をウィークリリーでアップデートして変え、順次対応している。

外務省は頑なな隔離措置は、直ちに撤回すべきだ。

ケースに応じて、コロナ研究者・技術者は例外を認めることで、ワクチン事情は変わるのだから。

厚生労働省は、外務省と連携を深め、日本のコロナワクチン接種がいき渡るのため、隔離をやめるように、特例を認めるように促進すべきだ。

 

 

③政治的な利益より、日本国民の安全を第一に考えるべき!

厚生労働省は日本のワクチン確保の対応を、もっと早く行動していくべきだった。

他国の厚生省は、ファイザー社やモデルナ社のワクチン確保にいち早く動いていたが、日本は???

 

さらに悪いことに、世界各国がレストランやお店、学校や保育園まで閉め、ロックダウンでコロナ患者数を抑えようとしていた頃、日本は政治的な利益から?!「Go To Travelキャンペーン」を強行したことは、外国人からはあざ笑いにされた。タイミングが悪すぎる…

 

厚生労働省が、グローバルな視野で世界のコロナ状況を配慮して、国に時期を遅らせるように等、対応すべきだっただろう。

多くの医者や医療関係者の悲鳴だけが、報道されていた頃、厚生労働省はいったい何をしていたのだろう?

また、コロナで危険性を第一に配慮して、ワクチン接種優先順位について、医療関係者、高齢者、基礎疾患のある危険度の高い人などとすべきだ。

これらの人々が、どんなに不安に生きていたのかを、健康な厚生労働省の人々は考えたことがあるのだろうか?

 

さらに、菅首相の訪米にお付き人80人、並びにその記者達は、先に2回ワクチンを接種していくという。

健康な役人や報道関係者が、80人も先に打つのは、どう考えても滑稽な話だ。

だいたい、そんなに大人数で行く必要性があるのか?

バイデン大統領初の対面対談というが、はるばる渡米する必要はない。

TV会議で十分なのに、税金とワクチンの無駄にしかみえない。

個人的に、80人分のワクチンは、現場で対応する医者にワクチンを打つべきだと考える。

 

これらは、あくまで個人的な見解だけど…

日本で国民は、いったいどう思っているのだろう?

 

★日本政府によりコロナ監禁状態の3日間

ちなみに、隔離政策では例えばスイスから入国すると日本人でも外国人でも狭い間取りのホテルに3日間監禁され、監視される。

ホテルは東京あたりのアパホテル、一日3食の毎食脂ぎった唐揚げ弁当などがでるとか。

外国人の感覚で、信じられない狭い間取りの指定ホテルで、恐るべし日本のグリッシーな弁当を食べるしか、3日間生き延びるすべはない。

さらに、14日間の隔離措置がある。これには、最初のホテル監禁3日間が含まれる人と含まれず、プラスの計17日間隔離措置となる人がいるらしい。

 

外国人技術者や研究者が、嫌がるのは理解できる。

 

ちなみに、このコロナ監禁3日間のホテル代、三食の弁当代、空港からコロナ監禁ホテルへの送迎は、日本人の税金から出されるので、監禁される入国者は払わない。

 

大変な世の中だ。

 

今週のお題は「間取り

 


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