またロックダウン⁈直前の行列の先:Geneva
★お店が閉まるのでその前に!
街にギリギリ必需品を買う人々が…
1月18日月曜日から、スイス全土でショップは閉めるというコロナ規制が発令された。スイスの深刻なロックダウンは、2月末までということだ。
これまでも、スイス全土でレストラン・カフェ・バーは営業できず、持ち帰りのみ営業となっていた。
それでも、店が開いているだけ救いだった。
ところが、減らない新規コロナ件数に困り果てたスイス政府は、これまで州ごとに規定を作って、罰金を科せていたがそれでも減らないので、とうとう全国統一で店がすべて閉まってしまう。
ただ、生活のために最低限必要な食料品店・薬局・郵便局などは開けるとのこと。
もちろん、これまでもレワークを推奨していたが、まだ通う人々が減らず、ついに月曜日からは義務になる。
月曜日からは外出はなるべく控えるようにとのスイスの意向。
来週からの静かな生活が、予想される。
★本屋に行列
全て閉まる前に本屋に並ぶ人々
スイス人は、日曜日はお店が閉まるし、カフェ文化でコーヒー片手に本を読む人が多い、本好きな国民だと思う。
小さな街のジュネーブにも、立派な本屋がある。
スイス人同様本好きの私も、全て閉まる前にオンラインでなく手に取って確認して買いたいものが本だったので、街で一番大きな4フロアある本屋に、行くことにした。
すると、予想以上の人々が列をなす。
待つこと10分で、ようやく消毒スプレーをふきかけてくれ、人数管理をしているお姉さんの笑顔に迎えられ入店できた。
月曜日から閉店になるにもかかわらず、この本屋の店員はいつも通りフレンドリーで、たどたどしい私のフランス語の質問にも、とても親切に対応してくれた。
手書きの本の帯もある
大きな本屋なのに、手作り感がいっぱいで、ほっとする空間だ。
レジも列をなす
本屋に隣接して、落ち着いたカフェもあった。
ただ、カフェはコロナ規制のため、昨年12月から2月末まで、閉店中。
本を買って、カフェで美味しいコーヒーを飲みながらゆったり読む。
豊かな時間が、2月末まで失われる。
それならば、本を買って、ロックダウンの時間を家でコーヒーを飲みながら、家時間を有意義に過ごそうという人々が、ジュネーブには多いのだろう。
知的に家時間を充実させるのは、とてもいいことだと思う。
春が来て、この本屋も再開することを心待ちにしながら…