ボジョレー・ヌーヴォー解禁日にこっそり1本飲んでいた夫
★ボジョレー・ヌーヴォー解禁日:2020年は11月19日だった
解禁は毎年11月第3木曜日午前0時
フランスの法律で解禁日が制定されているので、日本は早く解禁になり飲める国だ。
さらに、マーケティングの大成功で、日本はボジョレー・ヌーヴォーの第一の輸入先だ。今年はアメリカもパッとしないらしいし、日本頼みのボジョレーだ。
そういえば、日本にいると、至る所で解禁の宣伝と盛り上がる。
★盛り上がらないジュネーブで
でも、フランスの隣国スイスにいたっては、解禁日など誰も興味を示さない。
宣伝広告もほぼない、ジュネーブ。
あまりに盛り上がらないので、すっかり忘れて解禁日を過ぎてしまった。
解禁日から数日すぎてしまったけど、近所の酒屋で探したら取り扱いがない…
その話を赤ワイン派の夫にすると、
「ボジョレー・ヌーヴォー?今年のは解禁日19日に飲んだけど、新モノだから軽いけど、飲みやすかった。」
と言う。何と一人でこっそり、一本開けたらしい。
ボジョレー旅行の後だから、一緒に盛り上がろうと思っていたのに、何と優しい夫(涙)
あまりいじけていると、翌日に
「唯一、スーパーCoopのお酒売り場に売っていたから。5フランで買えた」と言って、2本買ってきてくれた。
気を取り直し、遅れててボジョレー・ヌーヴォー2020に乾杯!
みつけてきてくれた夫に感謝し、さっそく一緒に飲んでみると…
赤ワインでも重厚な味ではなく、フルーティな甘さが感じられる。
女性でも、渋い赤ワインが苦手な日本人でも、楽しめて飲みやすい味。
基本的に白ワイン派だけど、これは好きだ。
★ボジョレーのワイナリーの人々を思う
そういえば、今年の夏にボジョレー旅行でワイナリーに行った際、
「今年は猛暑続きで、甘くて美味しいブドウがたくさんとれ、美味しいボジョレーヌーヴォーができるはず!」
とワインナリーのオーナーが言っていたのを思い出す。
陽気で可愛いワイナリー経営者も今年は上出来という。
従業員は、手作業でブドウを収穫していた。
ワイン造りは、まだまだ手がかかる仕事だ。
そんな現場を見ていたから、余計に親しみを感じる。
また、ローカルなフランス人のおじさんは、アジアでワイン販売をしていたといて、その感想が、
「アジアで、ワインに高いお金を払って飲んでくれるのは日本だけ。」
と言う。そこで、若い頃は日本に行き、たくさんワインを売り込んでいたらしい。
なんでも、日本人とアメリカ人は、ボジョレー・ヌーヴォーを喜んでくれるとか。
今、フランスはロックダウンで外出も制限付きで、許可書がないとでれない状況だ。
そんな中、19日にボジョレー・ヌーヴォー解禁だったが、きっと大変な状況だろう。
真面目にせっせとワインを作る、田舎町ボジョレーの人々も、がんばって欲しい。
応援するためにも、美味しかったのでまた、ボジョレー・ヌーヴォー追加で1本買ってみよう。
1本が、たったの5フラン(およそ600円)で飲めるのだから!