フランスのコロナ・ロックダウン直前の混乱
★10/30にとうとうロックダウン:フランス
混乱の車達
いつ起こるかと思っていたが、コロナ患者がデイリーで数万人でているフランス。
そして10/30の 0:00から、とうとうロックダウンすることになった。
フランスに住む友人は
「早く自由に外出もできない、辛い1か月が終わって欲しい」
と言って、ロックダウン直前に、
「スイスに住むあなた達は自由で、ラッキーだ」
とも言っていた。
フランス住人は、ロックダウンの我慢の約1か月だから。
さらに、イギリス、オーストリア等も、11/1からロックダウンが決定。
そして、ロックダウン前日はスイス人の波が、フランスのスーパーに押し寄せて大混乱。
駐車場の出口では、クラクションが鳴り響き、窓を開けておじさんとおばさんが怒鳴りあっている。ここはフランス郊外のスーパーでいつもは、こんなことは起こらずわりとのんびりしているエリアなのに、みんな若干パニック状態のようだ。
レジは、長蛇の列で待つこと30-45分でようやく買えた。
なんといっても、みんな大きな買い物トロリーから落ちるほどの長期保存できるような食材や、生活必需品、冷凍食品などを購入しているから、レジを打つ人も大変だ。
長い待ち時間に、ロックダウンを家族でどうしのぐかを語るおじさん達もいた。
我が家も、とりあえず1か月の保存可能な必需品などを購入して列に加わる。
★道路も果てし無く渋滞…
国境を越えて美味しく、安くすませたいスイス人と、ロックダウン直前で準備をしたいフランス人(ロックダウン後もフランス人はスーパーにいけるのだが)とパニック状態のスーパーへの道は大渋滞だ。
明日からロックダウンだから、慌てるのはフランスの住人よりもスイスの住人?!
★エマニュエル・マクロンの演説
プレジデントであるエマニュエル・マクロンのフランスのコロナ対策の演説を、オープンカフェやレストランにて、iPhoneで聞く若い人々の姿が印象深かった。なんといってもロックダウンする情報を伝えるのだから、国民全員が関心がある。
ちなみに彼の演説は私などでも聞き取りやすく、綺麗に分かりやすく、全国民に爽やかに訴えている。だからこそ、家族そろってロックダウン数日前の夜8:00の演説をTV前に座ってきいているフランス人一家は多かったようだ。
フランスは、政治に関心がある人々が多い国のように感じる。
フランス人は自分たちの国のことだから、ちゃんと知るこんな文化は素晴らしいと思う。何と言っても自分の生活に、直接関与することだから。
★クリスマスへの願い
コロナ新患者や死者数の急増がとめどないフランス。
ヨーロッパ各国とともに、12/1までにどうにかしてクリスマス時期には通常通りに戻って欲しいとの切実な願いだろう。
辛いロックダウンの忍耐の1か月後には、改善されて、落ち着いたクリスマスを迎えられることを願いたい。